
米SECによってビットコインのETFが承認されるのでは?という噂が立っては否定されるということを続けています。
現在のビットコイン価格を支えている噂は「8月10日にETFが承認される」というものです。
ではビットコインのETFが承認されるための条件は一体何なのでしょうか?
SECはこれまで投資家の保護を掲げて仮想通貨のETFの承認を拒否してきました。
ウィンクルボス・ビットコイン・トラスト(ビットコインETF)が否定された時は
- 不正・価格操作を防ぐ仕組みが不十分
- 流動性が不十分
というものでした。
価格操作の方法一覧
風説の流布
噂を流して価格を操作すること。
噂自体を防ぐのは難しいですがこれは法整備が整えばある程度は解決するはずです。
見せ板(見せ玉)
約定を意図しない見せ玉を注文し狙った方向に価格が動けば注文をキャンセルしたりする行為のこと。
こちらも法整備が整い取引所で見せ玉を防ぐための仕組みが作れれば解決します。
ハッキングなど攻撃
通常の取引所への攻撃は各取引所のセキュリティと個人の問題です。
51%攻撃
ビットコインはPOW承認方式をとっていてネットワーク全体の採掘速度の過半数を独占されると不正が可能になります。
ただし、不正をしてもビットコインを増やしたり他人のウォレットからビットコインを盗んだりすることが出来るわけではないので莫大な費用のかかるビットコインに対する「51%攻撃」の可能性は低いとされていました。
しかし、ビットコインの信用を失墜させて「価格を下落させる」という狙いであれば十分に可能性があります。
これを防ぐにはビットコインが別の承認方式に変更するか、現在の承認方式のまま「51%攻撃」を防ぐ仕組みなどが必要です。
ビットコインETFが承認されるには?
- 仮想通貨に関する法律(必須)
- 取引所の技術的進歩(必須)
- ビットコイン自体の進化
が必要になります。
SECは別に仮想通貨に対して否定的なわけではありません。
法整備が整ってさえくれば十分にビットコインのETFが承認される可能性はあると思います。
さらにビットコインの技術的進歩があればSECがビットコインのETFを否定する可能性は低くなると思われます。
すぐのビットコインETFの承認は厳しそうですが将来的にはビットコインの未来は明るそうです。